近年、宮古島の住宅事情もだいぶ変わってきており、中古住宅を購入する方も増加しています。新築住宅を求める方が依然として多いものの、近年は安く手に入れられる中古物件への注目度が高くなっているのは事実です。そこで、今回は新しい中古住宅購入事情について紹介します。これから住宅の購入を考えている方は、一度よく考えてみることをおすすめします。

◆中古住宅とは?

中古住宅というのは、既に一度誰かが住んでいた物件のことを言います。国内では新築で家を建てるという文化が根付いているため、人口の割には近年住宅がとても多くなっていて、余っている状態となっています。特に旧郡区(下地、上野、城辺、伊良部)で数が多く、それらは空き家問題などにも繋がっているのですが、そういった空き物件を利用しようとしている方も多くなっているのが事実です。

実際に中古物件とは言っても、新品同様のものもありますし、経過年数が数年しか経っていないようなものまであります。設備もしっかりしていて、保証も充実しているものもあるので、中古住宅とはいっても快適に暮らせる家は十分見つけられる訳です。

◆中古住宅の購入事情とは?

日本ではそもそも中古住宅の個人間による売買が多いのが特徴で、人から人へと住宅の所有権が変わっていくことも多いです。例えば、人物Aが持っていた家を割安で人物Bに売却するということが多く、さらには人物Bが人物Cに対して売却するということもあります。そうやって中古住宅は色々な方に使われているのです。

単純に中古住宅の場合は、物件としての価値が新築よりも低いということで、価格自体が安くなっていることが多いです。新築の住宅に比べると、2割~3割ほど安くなっていることも多く、場合によっては1千万円ほど浮かせられるということもあるのです。もちろん、住む家によって価格や料金というのは違ってくるものの、やはり良い家に住む以前に安くて購入できる方が、利用者にとっても負担が少ないです。

特に近年は安定した仕事に就いている方が少なくなっているため、大型のローンを組むということに抵抗を持っている方も多いです。そういう購入事情の変化によって、近年はリーズナブルな中古住宅を購入する方が多くなっているのです。

◆中古住宅を購入する際に気を付けておきたいこと

宮古島でも綺麗な中古住宅も増え、特に新築と変わらないようなものも多くなっているのですが、保証の内容が新築よりも稀薄だったり、物件の管理についても新築より粗雑だったりすることがあるため、中古住宅を購入する時は注意が必要です。また、中古住宅の場合は、ローンを組んで購入した商品に対する補償期間がとても短いため、ローンを組んで生活するという方にとっては新築よりも不利になる傾向があります。

もともとの価格自体は安くできるのですが、ローンの保証が不利になるというのは、大きな買い物をする上で、やはり不安なものです。ただ、アメリカなどでは、中古住宅を利用する人の割合が80%近くになっていて、日本ほど新築をどんどん建てていくという傾向は少ないです。既にある物件を大切にし、そこで安定した生活を送るというのは、アメリカ人らしい暮らし方と言えるでしょう。

日本もそれらの暮らし方を見習って生きていくことができれば、新築よりも中古の方がメリットも大きいと言えるかもしれません。もちろん新築も良いですが、決して中古も悪くないということです。むしろ近年は中古物件に注目が集まっています。

このように、これから住宅購入を考えている方は、新築なのか中古なのか、今一度考えてみることが必要となります。そして是非一度、私たち住宅情報センターにご相談ください。