賃貸物件お役立ち情報
和室暮らしの魅力とは?和室の賃貸物件に住むメリット・デメリット
一般的な洋室タイプと和室タイプでは何が違うのか、和室の賃貸物件に住むときの注意点が知りたいという方もいるでしょう。
今回は、和室の賃貸物件に住むメリット・デメリットとともに、和室の魅力を引き出す方法についてご紹介します。和室の賃貸物件を探すときのポイントについても解説しますので、あわせてご参考下さい。
◆和室の賃貸物件に住む5つのメリット
”和”を感じられる和室は、存在そのものがインテリアの1つとしても言われています。それに加えて、和室の賃貸物件にはほかにもさまざまなメリットがあります。代表的なものでは以下のとおりです。
- ・防音効果を期待できる
- ・断熱性がある
- ・収納スペースが確保しやすい
- ・家賃が安くなりやすい
- ・湿度が快適になりやすい
防音効果を期待できる
和室の畳にはクッション性があり、空気を多く含んでいることから洋室などのフローリングタイプに比べると防音効果を期待できます。床下に衝撃が伝わりにくいため、歩くときの音が軽減され騒音トラブルになりにくいといったメリットもあります。
また、物を落としたときも破損しにくくなる効果を期待することも可能です。
断熱性がある
和室の畳には”空気の層”による断熱性があります。一般的な洋室のフローリングに比べると熱が伝わないため、冬場に寝転がっても体は冷えにくく、歩くときも足先の冷えを抑えられます。
寝具に布団を使う方でも、快適な睡眠を得ることが可能です。
収納スペースが確保しやすい
和室の賃貸物件は寝具に布団を使うことが多いため、布団を収納するためのスペースが設けられています。一般的なクローゼットに比べて、押入れ収納は奥行きがあり大容量を収納できるため、さまざまな荷物を収納したい方にもおすすめです。
家賃が安くなりやすい
洋室タイプと和室タイプを比べると、ほとんど同じような条件でも和室タイプのほうが家賃が安くなる傾向にあります。お部屋のサイズや立地が似通っていても和室の方が家賃を抑えられるため、ご自身の条件に沿ったお部屋探しの幅が広がります。
湿度が快適になりやすい
和室は畳やふすまなど通気性に優れています。また、畳は空気中の水分を吸収したり、放出したりできるため、自然と湿度環境が快適になりやすいです。梅雨の時期などでも空気中の水分を吸収してくれるため、ジメジメとした感覚を味わうこと無く、快適に過ごすことができます。
ただし、宮古島に限らず沖縄県全土では梅雨時の湿度が非常に高いため、除湿機の併用など畳にカビが発生しないよう注意する必要があります。
おまけ:お祝いの時に重宝される
宮古島には子供の誕生、小学校・高校入学、成人式に合わせて各家庭でお祝いが行われます。親戚、友達、職場、近所の人達が自宅に大勢集まるため、1つの卓を囲むにはフローリングでは無く和室が合うでしょう。最近は、コロナの影響でお祝いを行わない家庭が増えていますね。我が子の年の節目や本人の嬉しい出来事を地域の皆で祝う。大変な部分もあれど1つの文化のような形として残していきたいものです。
◆和室の賃貸物件に住む2つのデメリット
和室の賃貸物件にはいくつかのメリットがある一方で、デメリットも存在します。特に洋室タイプと和室タイプを比較したとき、決定的に違う点は以下のとおりです。
- ・定期的なメンテナンスが必要
- ・洋室タイプに比べて築年数が古い場合も
定期的なメンテナンスが必要
洋室タイプのフローリングに比べると、和室の畳には畳の目や隙間にゴミが入りやすいといったデメリットがあります。掃除機やちょっとした拭き掃除では汚れが取り除けないこともあり、先の細いほうきなどでゴミを浮かすなど細かい掃除が必要です。
また、梅雨時など高い湿度の時期に畳を放置していると、まれにカビが発生してしまうことがあります。天気の良い日には換気をして空気を入れ替えるなど、ある程度のメンテナンスが大切です。カーペットを敷いている場合は、たまに位置をずらして湿気を飛ばす必要があります。
洋室タイプに比べて築年数が古い場合も
和室の賃貸物件は家賃が安いというメリットもある一方で、築年数が古くなっているタイプも多いです。そのため、洋室タイプに比べると築年数が古く、浴室やトイレなどの設備周りや、間取りなどの使い勝手が優れていない可能性もあります。
とはいえ、築年数だけで物件を判断することはできません。築年数の古い和室の賃貸物件であっても、リフォームで設備周りがキレイになっていることもあるため、内見時に良くチェックすることをおすすめします。
◆和室の魅力を引き出す4つの方法
和室はその空間そのものがインテリアとしての役割を持っており、ちょっとした工夫をすることで和室の魅力を引き出すことができます。和室にちょっとした統一性やアレンジをもたせたい場合は、以下の方法をお試し下さい。
- ・カーペットなどを敷く
- ・自然素材の家具でアレンジ
- ・ロータイプの家具を置く
- ・琉球畳でオシャレに
カーペットなどを敷く
畳の上にラグやカーペットを敷くことで、畳に直接傷が付きづらくなります。そのうえでインテリアとしても存在感を発揮できるため、和室の魅力を引き出すことが可能です。ただし、先述した通り”畳のうえに敷きっぱなし”では高湿度の環境でカビが発生してしまう原因にもなります。
畳の上にラグやカーペットを敷く場合は、定期的に位置をずらしたり、干したりすることが大切です。
自然素材の家具でアレンジ
古き良き日本を感じさせる和室では、自然素材の家具を使うことでインテリアデザインに統一感を引き出すことができます。木製の家具で統一すれば、室内の和風テイストを強めることができます。
ロータイプの家具を置く
洋室タイプに比べると、床の上で過ごすことが多くなるため、ロータイプの家具で統一すると暮らしやすくなります。また、和室でもベッドを導入することは可能です。足なしやロータイプのベッドを活用することで、和室暮らしをより快適に過ごせます。
その際には”すのこベッド”など通気性に優れたベッドを使うことで、和室の魅力を損なわず快適に過ごすことができます。
琉球畳でオシャレに!
近年では、「琉球畳」という畳の種類も人気を集めています。琉球畳とは、通常の半分サイズでフチのない畳を市松模様に敷き詰めた和室畳のこと。
通常の畳とは違ってカラフルな色合いも多く、ちょっとしたアレンジを加えるだけで色鮮やかな空間やゴシックな雰囲気など、自分好みのオシャレなお部屋を形作れます。一般的な畳に比べると琉球畳は耐久性にも優れているため、機能性・インテリアともに注目されている商品です。
最近では琉球畳に対応している賃貸物件も増えつつありますが、畳の入れ替えにNGを出されてしまうこともあります。また、琉球畳のサイズは規格が統一されている訳ではありませんので、「すべての賃貸物件で琉球畳を導入できる」という訳ではない点をご留意下さい。
◆和室選びをするときのポイント
最後に、和室の賃貸物件に魅力を感じている方へ向けて、和室選びをするときのポイントについて解説します。
- ・周辺環境も要チェック
- ・畳の張替え時期を把握しておく
周辺環境も要チェック
和室選びでは、建物を含めた周辺環境をよくチェックしておきましょう。「ただ和室に住みたい」という考えで賃貸物件を借りてしまうと、後になって後悔するかもしれません。コンビニやスーパー、もしものときの病院など、近くの設備環境も確認しておくことが大切です。
畳の張替え時期を把握しておく
畳の寿命は10年から20年ほどだとされています。そのため、いつ畳が張り替えられたのかをチェックすることをおすすめします。自身が住む予定期間をもとに、契約の更新時期に畳の張替えなどが必要になるか算出しておきましょう。
◆和室の賃貸物件をお探しなら専門家へ!
和室の賃貸物件を探していても、条件などが合わず「理想的な和室が見つからない!」と頭を悩ませてしまう方も少なくありません。そんなときは、ぜひ専門家である我々不動産会社にご相談下さい。
弊社では島内のさまざまな物件情報を把握しています。お客様の希望条件をもとに、ご希望に沿った物件探しのサポートが可能です。和室の賃貸物件をお探しの場合はぜひ弊社までお気軽にご相談下さい。