宮古島では最近、オシャレな木造アパートが増えてきています。みなさんは「木造アパート」についてどのような印象を持っていますか?言葉のイメージが先行して 「地震が心配」、「なんとなく古くさいイメージ」・・などマイナス的なイメージを持つ方がいるかもしれません。

「木造」や「鉄筋コンクリート造」などのことを建物構造と言いますが、どの建物構造にもメリットとデメリットが存在します。実は木造アパートにはメリットがたくさんあります! 木造アパートのメリット・デメリットを正しく把握した上で、自分に合った賃貸物件選びをしたいものです。今回は木造アパートのメリットとデメリット、更には木造アパートを選ぶ上でのポイントをご紹介いたします。

◆木造アパートのメリット

<家計に優しい>

住居費は毎月支払う必要があり、家計においての比重も大きくなりがちです。一般的に木造アパートは家計に優しい傾向にあります。木造は鉄筋コンクリート造などの物件と比較し建築コストが低いので、家賃相場も安くなります。また木造アパートは平家建てや2階建てなどの低層物件が一般的ですので、エレベーターなどの付属設備が不要であることから共益費も抑えることができます。一般的に木造アパートは他の建物構造の物件と比較し、家計に優しい建物構造と言えます。

<通気性に優れている>

木材が鉄などと比べて「通気性が良い」というのはイメージし易いと思いますが、通気性が良いおかげで熱が室内にこもりにくくなります。更に木材自体に湿度調節の機能があることで室内がじめじめしにくくなり、カビやダニの発生を抑えられる効果があります。また、室内と室外の温度差が他の建物構造と比べて少ないので、結露が起こりにくいこともメリットです。

<室内スッキリで家具が配置しやすい>

鉄筋コンクリート造などの物件では、部屋の角や天井に梁や柱があることで圧迫感を感じることや家具の配置がしにくいことがあります。「引越しに合わせてテレビ台を購入したけど、部屋の出っ張りのせいで設置できなかった」などの“引越しあるある”を聞いたことがあると思いますが、木造アパートにはその心配がありません。

◆木造アパートのデメリット

<遮音性が低い可能性がある>

一概には言えませんが、他の建物構造と比較し木造アパートは遮音性が低い可能性があります。ただし騒音や生活音は周辺環境や部屋の位置によって大きく左右される為、例えどれだけ遮音性に優れた建物構造であっても条件によって音は発生するものです。また後述する日常の遮音対策を施すことで、木造アパートに住む上での騒音や生活音を軽減することは可能です。

<エアコン効率が良くない>

前述の「通気性に優れている」とは表裏一体の話ですが、通気性が良く室内に空気を通す分、エアコンの効果は低くなりがちと言われています。前述のように木造アパートは熱がこもりにくい建物構造ですので、扇風機で室内の空気を回すことや厚手のカーテンを設置しエアコン作動時はカーテンを引くなどの対策も効果的です。

◆木造アパートを選ぶ上でのポイント

<木造アパートの耐震性を重視するなら・・・築年月に注目>

1981年の建築基準法改正によって、現在も基準とされている耐震基準が定められました。また2000年の建築基準法改正により、木造住宅の耐震基準が見直されました。「木造アパートに住みたいけど耐震性が心配」という方は、2000年6月以降に建築された新しい耐震基準の物件を選ぶのも良いかもしれません。

<木造アパートの遮音性が心配なら・・・周辺環境の確認と日常の遮音対策を>

前述の通り遮音性に優れた建物構造の建物であっても、その周辺環境によって騒音の発生は抑えられません。騒音が気になる方は、契約前に周辺環境の確認をおすすめいたします。大きな幹線道路や線路、周囲に大きな音を出すような工場や娯楽施設などがないかの確認を行いましょう。また遮音性の高いサッシを使用しているかなど設備については弊社担当にご質問ください。生活音については他の部屋の生活音を気にすると同時に、自分の部屋の生活音が漏れることを防ぐ為にも、厚手のカーテンやカーペットの利用を検討することで「静かで快適な生活」を守る一助となります。

ここまで見てきました通り、木造アパートには多くのメリットがあります。同様に他の建物構造にもそれぞれメリット・デメリットがあります。それぞれのメリット・デメリットを把握し、賃貸物件選びの優先順位を明確にした上で、お客様に合った物件選びをしていただければと思います。

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