「1坪何円」という言葉を良く耳にするという方も多いのではないでしょうか。それぞれの建物は、土地の上に建築されていて、その土地を坪という形で表記するのが、日本の建築業界です。しかし、厳密に坪とは言われても、わからないことも多いはずです。そこで、今回は坪単価を取り上げ物件選びのモノサシとして使える情報を紹介します。

◆そもそも坪とは何?

坪というのは、簡単に言うとその土地や建物の広さを表す単位のことを言います。坪とは尺貫法の単位の一つであり、1坪で畳2畳分だと数えられるようになっています。つまり、100坪の土地という場合は、畳200畳分の広さだと言えます。そうやって畳の大きさで換算すると、わかりやすいのではないでしょうか。

なお、㎡(平方メートル)に換算すると3.3㎡となり、坪単価というものが実際に工事費の目安や土地の価値の相場となることも多いです。これらの坪は単純に計算して割り出すことができるため、価格や価値を決める時にも使われることが一般的となっています。

◆実際に物件で換算すると

例えば40坪で4000万円ほどの物件の場合、坪単価は単純計算で100万円程となると考えられます。このように、建物の価格はもちろん、それぞれの土地の広さなども考慮して決めていく時に使えるのが、坪単価というものなのです。

◆坪単価を価格のモノサシにする

この坪単価を使って算出すれば、物件の比較も簡単になります。それぞれの物件の面積を比較して、坪単価を計算してみると、それぞれの価値が明確になるので、具体的な計画も立てやすくなるのが特徴となっています。計画に関しては、それぞれの予算に合わせて立てていくことが必要となるため、まずは自分たちの予算とも相談してみましょう。

単純に物件選びとは言っても、建物の向きはもちろん、設備や間取りなどによっても価格はことなります。その基準となっているのが坪単価だとすると、比較するのも簡単なのではないでしょうか。もちろん、方法が分かれば、具体的に良い物件とそうでない物件を選ぶこともできるので、かなり便利な方法だと言えます。

坪単価は素人にはわかりにくい面も多いですが、実際に計算してみると簡単なので、比較する時には使ってみることをおすすめします。なお、物件に関するさらに詳しい情報は、住宅情報センターにご相談ください!